tern Eclipse P20
Matt Black × Gray(Red)
今はもう無くなってしまったternの26インチ(650C)折り畳みシリーズです。
2016年カンザキグループで購入~カスタム迄行った車体です。
改めてみると我ながらカッコよくまとまっています。
まずは全景どうぞ。
【基本コンポ】
本車体の最大のポイントです。
SHIMANO METREA(シマノメトレア)
これも代理店の営業の方を驚かせようと作成した車体です。
が、作ってみたらtern本社のテクニカルディレクターのかたから大絶賛を浴びた、という思い出深い車体でもあります。
とにかくにも最大の特徴はブルホーンハンドル専用油圧STIでしょう。
なぜって。
一般の方はまずこんなもの必要ありません(笑)
価格設定にしてもそう。STIに限って言えばDURAACEのSTIに近い価格設定です。
(今となってはオークションやフリマで投げ売りされてたりしますが)
要は一部の特殊な趣味を持った方々向けにちょっと本気出して作ってみました!としか思えないグループセットなのです。
【その他コンポ】
EDCO モノブロック 11S リアカセット
強烈な肉抜きです!
所謂10Sまでしか対応していないフリーボディに装着可能なスチール一体製の削り出し11Sスプロケット。
他メーカーからも同様のものが出ていましたが、発売当時は最も変速性能がノーマルに近いものだったと思います。
難点はその価格、とにかく高い…
ただ今のSRAMも真っ青の肉抜き具合はカスタムパーツであることを強烈に主張します。好みはあるでしょうが、好きな人にはたまらないと思います。
[rakuten:auc-fleet:10003390:detail]
ちなみに歯数も選べます。
11-23T(11-12-13-14-15-16-17-18-19-21-23) 154g
11-25T(11-12-13-14-15-16-17-19-21-23-25) 163g
11-27T(11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27) 166g
11-28T(11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28) 182g
11-29T(11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-29) 202g
11-32T(11-12-13-14-15-16-18-21-24-28-32) 214g
12-25T(12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25) 176g
12-27T(12-13-14-15-16-17-18-19-21-24-27) 179g
12-28T(12-13-14-15-16-17-19-21-23-25-28) 190g
14-27T(14-15-16-17-18-19-21-22-23-25-27) 228g
11S対応のフリーボディが多くなったなか、あまり必要ないパーツではあります。
とはいえニッチなパーツでありながらここまで歯数が選べるのも凄い事です。
覚えておくと何かの時に役にたつかもしれませんよ。
WHITE INDUSTRIES URBAN PEDAL
大好きなホワイトインダストリーズのペダルです。
2021の国内代理店のHPからは無くなっていますが、メトレアに似合うペダルを探してたどり着きました。
ちなみにこちらも先ほどのカセットと同じでとにかく価格が高い…
フラペで¥44,000-
質感はクランクと同じく最高です!
中古で程度が良いのがあれば追加で買おうと思うも、なかなかありません。
(あってもすぐ売れてしまいます )
いつからか価格も下がって¥27,000-前後で流通していたようですが、それでも高い(苦笑)
BR-R785ブレーキキャリパー
ポストマウントタイプのフレームに対応したロード用キャリパーです。
最初は所謂MTB用のキャリパーを引こうとしていたのですが、どうやら仕様が若干違うようでうまくいきませんでした。
結果このキャリパーで運用しました。
NITTO RB-035-SSB φ31.8 メトレア専用 ハンドルバー
これが無いと始まりません。
暗黒技研さんなどはワンオフで作成していましたが、流石にそれはハードルが高いので市販品を流用。しかし、ほぼ対応ハンドルが市場にないパーツって…
【備考】
この650C折り畳み、実はすごく良くできています。
何がって、その(折り畳み)サイズ。
ternEclipseP20Folding Size:W90×H81×D38cm 12.2kg
ternVergeP10Folding Size:W80×H74×D38cm 11.7kg
折り畳み14インチと並べてみました
そしてその積載能力
オプション品を使うことで簡単に50リットルもの荷物を積むことが出来ました。
Tern(ターン) Cargo Rack(カーゴラック)
まずはなにはともあれこれを装着これ基本。
次に上に載せる鞄(約11L)
フロントも忘れず(積載量は何を載せるかによります)
ハンドルポストにはこれ(1L)
最後はこれで(40L)
輪行バックはシートピラーにつきますので、この状態でまだフロントラックが空いてます。もちろん更に容量を増やしたければ鞄を変えれば対応できるでしょう。
あまり考えず、OP品や普通に売っている品で50L~の容量が手に入り、かつ輪行バッグが車体に装着できるのは魅力だと思います。
走行性能、携帯性、そしてキャリア類を装着しての各種積載性までを高いレベルでまとめ上げた名車でした。
次回はもう一台所有していた650C折り畳みについて書きたいと思います。