「犬を乗せる自転車が欲しい」
具体的なイメージはさておき、自転車好きな犬の飼い主さんなら一度は思ったことがあるはずです。
私も以前そう思い、ブリジストンのトートボックススモールをカスタムして犬乗せ自転車を制作してもらった事があります。
ショップにお願いして制作してもらうのは、実は条件が揃わないとなかなかハードルが高いです。
・カスタムしてくれる方が犬の行動に関する知識がある事
・自身がカスタムの知識が多少なりともある事
が絶対となる為、いざ実行するとなると意外と苦労します。
この条件を外してしまうと、お金と時間をかけてベースとなる自転車をカスタムしても、満足のいく犬乗せ自転車は確実に完成しません。
以下は当時の見積り(諸経費除)
・犬好きな人は沢山います。
・自転車好きも沢山います。
しかしながら犬好きでカスタム自転車好きはそういません😅😅😅
そんな訳で過去の自身の経験も踏まえて、より現実的な方法を考えてみました。
・キャリーバッグで背負う
・スリングで抱っこする
この2点は省きます。
あくまで今回は「犬を乗せて」「安全に」ある程度の距離を走る事を前提とします。
そしてネットにある記事はあくまで犬好き目線で書かれている為、今回は自転車好き目線で選んでいます。
サードパーティー製のペット向けオプション品を装着する
(例)リクセン&カウルの製品
~RIXEN & KAULドギーシリーズ~
ドギーシリーズ |RIXEN & KAUL(リクセン & カウル )|PR International
純正のペット向けオプション品を装着する
(例)Tern BicycleのE-Bike向けオプション品
~tern Soft Crate Mini~
Soft Crate Mini | Tern Bicycles
引用元:www.ternbicycles.com専用の車体を購入する
(例)丸石サイクルの製品
~丸石ペットポーターアシスト~
引っ張るアシスト感。丸石サイクルの電動アシスト。 | 丸石サイクル
専用のトレーラーを購入する
(例)Burleyの製品。
~バーレー・テイルワゴン~
テイル・ワゴン(TAIL WAGON) - 公式バーレー(Burley)自転車用ベビーカー,サイクルトレーラー
ただ基本は超小型犬~小型犬対象の商品が殆どです。
中型~大型犬飼い主さんには自転車に犬と一緒に乗るなんてことはまさに夢物語。
それでは楽しくないと自身が考えて購入したのがBURLEYのトレーラーな訳です。
🆗トレーラーを購入すれば万事解決🆗
…では元も子も無いので、中~大型犬のケースを個別で考えていきます。
キーワードは
・低重心
・大きなリアキャリア
・E-Bike
の3つ!!
低重心
子供同様犬も予期せぬ動きをします。バランスを崩して転倒しない為にも重心は低ければ低いほどよい。また自身で抱き上げて乗せる場合にも、あまりに高さがあると抱き上げる動作が大変です。
⇒子供乗せ自転車の多くがそうであるように、必然的に小径車となります。
大きなリアキャリア
体重が重くなると、人間同様フロントに乗せるのは厳しいです。超小型犬(小ぶりな小型犬)で無い限り体重は10㎏を超えてくるはずです。また人間の子供同様予期せぬ動きもします。そのような物を乗せる訳ですから、小さなシートポストにつけるようなキャリアでは話になりません。
⇒先と同じく子供乗せ自転車をベースとするのが良いでしょう。
E-Bike
犬を乗せた状態でゆっくりと発進するにはもはやアシスト無しでは考えらえません。あくまで犬と目的地まで安全に移動するための手段です。ペダルを漕ぐことに体力と神経を使うのはちょっと目的が違います。ここは素直に電気の力を借りましょう。
⇒繰り返しになりますが子供乗せ自転車をベースとするのが良いでしょう。
犬も大切な家族、子供乗せ自転車と同じものに行きつくのは自然の流れですね。
ではどの部品が、どの自転車が良いのか?
超個人的意見となりますが、自身お勧めを選んでゆきます。
【超小型~小型犬の場合】
サードパーティー製のペット向けオプション品を装着する
これがベターでしょう。
今お持ちの資産(自転車)を生かしやすいし、コストも低く済みます。
お勧めは先に挙げたRIXEN & KAULドギーシリーズ。
高価に思われるかもしれませんが安全性を含め、世界中で選ばれるには理由があります。安全はタダではありませんし、安くもありません。
純正で専用の車体を購入する
予算に余裕があるならこちらがベターでしょう。
やはり楽です。
楽=心の余裕が出来ます。
勧めは先に挙げた丸石サイクルのペットポーターシリーズ。E-Bikeのポーターシリーズが出る以前からずっとこのシリーズを作り続けておられます。
自身で所有したこともありますがふらつきにくい車体構造といい、他所と比べて一日の長を感じずにはいられません。
【中型犬~大型犬の場合】
純正のペット向けオプション品を装着する
専用のトレーラーを購入する
イニシャルコスト(導入コスト)は最もかかりますが、これがベストでしょう。
・ternの車体(HSD)購入
・tern純正オプションのSoft Crate Miniの装着
⇒パピーから成犬期まで対応
愛犬以外にも荷物も多く載せれますし、リードやその他アイテムを収納できる純正の鞄まで用意されています。
・Burleyのテイルワゴン購入
・ternの車体(HSD)で牽引
⇒成犬期以上で対応
・子供乗せ自転車にはまず装備されないフロントサスペンション
・人も犬も乗りごごちの良さを体感できる極太のタイヤ
・確実にスピードをコントロール出来る優秀なブレーキ
この車体とトレーラーの組み合わせは超優秀。(メーカーイメージ画像にも使われています)
引用元:https://www.ternbicycles.com/jp/bikes/471/hsd
犬と犬と遊ぶ道具を載せて、車や徒歩ではいけないところに行く為にはこれ以上ない選択に間違いなくなります。
長くなりました。
犬を自転車に載せるならtern HSD+純正OP
犬を乗せたトレーラー牽引するならtern HSD+Burley Tail Wagon
これが自身が所有して使った中からの最適解かつ納得解です。
愛犬との移動手段選びの参考の一つになれば幸いです。